デザインコンセプト
静寂な夜に浮かび上がる、ドイツ・ケルン大聖堂の荘厳なライトアップをメインビジュアルに採用しました。深いナイトブルーから夕景へと移ろうグラデーションは、演奏会のメインプログラムであるブラームスの交響曲第1番が持つ、暗濁から歓喜へと向かう劇的な展開を視覚化したものです。タイトルロゴには、伝統あるオーケストラの格式を象徴するゴールドの立体的なタイポグラフィを配し、街の灯りと共鳴させています。紙面左側に配置された垂直なプログラムリストは、建築的な美しさを添えつつ、情報の可読性を高める機能的なレイアウトを追求しました。全体として、ヨーロッパの歴史ある風景と洗練されたモダンデザインを融合させ、プレミアムな一夜を予感させる上質な仕上がりを目指しています。
聖なる夜空に響く、伝統と情熱が織りなす究極のシンフォニー
今回は、半世紀以上の歴史を誇る成城大学レストロ・アルモニコ管弦楽団様の、第56回という節目を飾る定期演奏会チラシを制作させていただきました。
演奏会チラシにおいて、大規模なオーケストラ公演の魅力を伝えるには、そのスケール感と品格をいかに表現するかが鍵となります。本作では、重厚な歴史を感じさせる大聖堂のビジュアルを主軸に据え、文字情報の配置に徹底した「ホワイトスペース(余白)」の管理を施しました。これにより、情報量が多いチラシ特有の圧迫感を排除し、高級感のある「静謐な美しさ」を演出しています。
デザイナーとしてのこだわりは、色彩のライティング効果です。背景のブルーと、街明かりやタイトルのゴールドは「補色」に近い関係にあり、この対比によって紙面全体にドラマチックな奥行きと輝きを与えています。また、縦書きの曲目リストには透かしのレイヤーを重ねることで、背景の景観を邪魔することなくスッと目に入る視線誘導の設計を行いました。
演奏家の皆様が心血を注いで作り上げる音楽を、視覚の力でさらに価値あるものへ昇華させる。そんな「演奏会デザイン」の力を信じ、集客に繋がるチラシ、プログラム、チケットまでトータルでプロデュースいたします。
演奏予定曲目
シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
ボロディン:イーゴリ公より「ダッタン人の踊り」
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
公演日時・会場
2024年12月8日(日)
成城学園澤柳記念講堂
13:30 開場 / 14:00 開演
入場料
入場無料
主催
主催:成城大学レストロ・アルモニコ管弦楽団




